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土橋 敬一郎; 後藤 頼男
JAERI-M 9301, 48 Pages, 1981/02
新しい衝突確立を計算するルーチンCLUPHをプログラムセットLAMP-Bに組込んだ。これは、燃料棒の円環状配置に加えて可燃性毒物棒や制御棒の非対称挿入が特徴である多目的高温ガス炉の燃料ブロックおよび制御棒ブロックを解析するためのものである。非対称な六角ブロックの配置を考える時、完全反射条件はもはや現実的でない。可燃性毒物棒間の相互作用を考慮するため、燃料ブロックの週期的および廻転的配置について調べた。比較的透明な、領域をうめる黒鉛の断面積のため、両配置はほとんど等しい結果をあたえた。また燃料棒の中の被覆燃料粒子の影響および可燃性毒物棒の中のBC粒子の影響を調べた。可燃性毒物棒の中の粒子構造を無視すると、可燃性毒物棒が二本挿入されている燃料ブロックでは、7fを7パーセント過小評価する。制御棒ブロックの平均断面積は制御棒ブロックとそれを取囲む6つの燃料ブロックからなるスーパセルの計算から導出される。炉心と反射体との境界にある制御棒ブロックについては、スーパセルの扇状の部分を反射体物質で置き換える注意が払われている。
新藤 隆一; 平野 光将; 深井 佑造*; 長浜 文夫*
JAERI-M 8553, 52 Pages, 1979/11
多目的実験炉の炉心では2本の制御棒が対配置されるが、このような場合、制御棒の反応度価値の評価には対となる制御棒間の相互干渉効果のため高度の解析手法が必要になることから本コードが開発された。本コードは双子型に制御棒が配置された制御棒領域とその周囲の均質な燃料領域とからなる格子系を対象とするもので、中性子輸送は制御棒領域では衝突確率法で、外周の燃料領域では拡散近似で扱われる。本コードはこれまで多目的実験炉の炉心設計の一環として、双子型制御棒体系における配置効果の検討に使用されてきている。